山本さん「問題が起こると廃刊しろという声が出るのですが、それでは何も解決しません。SPA!は動物愛護など良い記事もありますし、私たちは廃刊を求めるわけではなくて、メディアが社会の中でどうあるべきかを考えるきっかけにしたいと思うのです。 まず、なぜこういった記事が出てしまったのか、記事制作の経緯を教えてください」 犬飼編集長「編集会議で現場から提案された企画の中に『ギャラ飲みの実態』についての企画があり、編集長である私が採用しました。 取材を進める中で、ギャラ飲みマッチングアプリの主宰者に取材し、その際に『“ガチ恋しやすい”または、“お持ち帰りしやすい”女子大ランキング』の作成を依頼。執筆過程で、副編集長・編集長の判断によって、ランキングや記事全体を、より扇情的な『ヤレる』という内容にしてしまいました。振り返ってみれば、編集長である私が、世間の耳目を引きたいためにより扇情的なものを求めていた