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ブックマーク / toyokeizai.net (49)

  • 「話がつまらない人」は説明の"型"を知らない

    ネタは面白いのに伝わってこない 「もったいない……」 ある著名な方の講演会に参加したときに口にしてしまったことです。その方の話は、聞いている間は眠くなってしまって、何も頭に入ってきませんでした。ところが、わずかに取っていたメモを念のため見返してみると、話の内容そのものはとても面白いと感じたのです。だからこそ「もったいない……」と、つい声が漏れてしまったのです。 現在、私は、教育コンテンツ・プロデューサーという肩書で、企業向けの研修講師として経営者やビジネスパーソンの話し方の指導を行っています。 そういった仕事の中で、実際に人の説明や話を見聞きしていると、中身に当たる素材(ネタ)は濃密なのに、内容がまったく頭に入ってこないことがあります。伝わってこないのです。いわゆる「つまらない」と感じてしまう話です。 実は、この原因はたった1つ。それは、聞き手が興味を持ってくれていないから。人は興味がない

    「話がつまらない人」は説明の"型"を知らない
  • 日本企業が抜け出せなくなった貧乏"症"の正体

    ではどうすればいいのか? 根は、「困りごと」を徹底的に理解することである。少数でもいいので、当に困っている人を特定して、「お金を払ってでも解決したい」という課題に絞って、商品やサービスを設計するのである。 例えば、共働きの夫婦にとって夏休みに子供が学校に行かないということは、実は大きな「困りごと」である。小学校の高学年くらいであれば、自分で遊びにも行けて、塾や習い事にも行けるが、低学年ではそうはいかない。学童保育サービスも夏休みには対応してくれないところもある。 そうした子供を数日預かって「サマーキャンプ」に連れて行ってくれるサービスなどは、そうした「困りごと」の解決策となりうる。もちろん、その料金(必ずしも安くない)を払える親でないと利用できないのだが、高収入の両親であれば(社内で要職についている可能性も高いので自分たちはあまり休めないこともあり)、リピート顧客になってもらえるかもし

    日本企業が抜け出せなくなった貧乏"症"の正体
  • 「弱い日本」を悲観する人は、世界を知らなすぎる

    人口減少数で世界ランキング1位の日。どれだけ少子化対策を叫んでも、まったく効果がなく、少子高齢化に歯止めがかかりません。日政府の借金は大変な状況で、子供たち、孫たちの時代を心配する声があちこちから聞こえてきます。 円安の影響もありますが、欧米どころか、日より物価が安いと思っていた東南アジアに行っても、都市部の物価は日と同じか、場所や店によっては日よりも高くなっています。「もはや日は先進国じゃない」と悲観視する人もいます。 そして日には英語を話せない人が多く、内向き傾向も指摘され、世界から置いてきぼりになるのではといった危惧もあります。たとえば電子マネー。海外から戻ってきた人が「日は相変わらず現金社会。海外ではもうほとんどキャッシュレスだから・・・・・・」なんて言ったりもします。 「とにかく、日はもうダメ!」の大合唱を聞いているようです。 日は人類の目的を達成してしまった

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  • 「そこそこの会社で正社員」はやめたほうがいい

    筆者は、次のように考えた。AIは、人間の能力を拡張するだけであって、AIを使う人間の側にはリスクを取る人と取らない人がいて、後者が安定した雇用と報酬を求めて安く働くことによって価値(カール・マルクスの言葉なら剰余価値)を提供することは変わらない。 あるいは低利でも確実に運用したいと思って、預金や債券を通じて安い資を提供して、彼らが価値を提供することも変わらない。資を提供する形でリスクを取る人が巻き上げていくことで利益が生じる経済循環の質は変わらないのだろうから、資主義はしぶとく残ると考えていた。 ところが、ふとした拍子に、筆者は自分の読みに見落としがあることに気づいた。単なる思いつきの思考実験なのだが、AIの発達とAIの完全な民主化と言えるような普及は、資主義を殺すのではないだろうか。 AIの発達は、どのような形でわれわれの前に現れるのか。それは、全知全能の正解を知った、世界の問

    「そこそこの会社で正社員」はやめたほうがいい
  • 新NISAで腹落ちできる「絶対的に正しい運用方法」

    振り返ってみると、「新しい資主義」の中身のない大風呂敷から、「所得倍増計画」という明らかに無理な目標が叫ばれ、これを「資産所得倍増計画」と現実的なサイズに縮めて、岸田内閣の目玉商品として登場したのが「新NISA」だった。 「総理の肝いりなので、ショボいものにはできない」とばかりにあれこれの要望が詰め込まれて、「ひょうたんから駒」的に予想されていた以上に柔軟で規模の大きな、意外にいい制度に仕上がった。このままだと岸田文雄首相の唯一のポジティブな業績として記憶されるようになるかもしれない。 新NISAは制度上、1人が1つの金融機関でしか利用できない。変更は年単位で可能だが、一度決めたら面倒なので、変更する投資家は少ないだろう。また、1人で複数のNISA口座を持てるようにすることは、システム上極めて複雑で、現実的ではない。金融業界は口座獲得に力を入れざるをえない。 また、新制度の大きな導入なの

    新NISAで腹落ちできる「絶対的に正しい運用方法」
  • クリエーティブな人が軽井沢で子育てする理由

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  • 新NISA、使わなきゃインフレで資産は減るばかり

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  • ChatGPT「使う会社・使わない会社」に生じている差

    生成AIに関するアンケート調査の結果を見ると、実務に導入している企業や地方自治体は少数派だ。しかし、今後は、API連携などを用いて、利用が大きく拡大することが期待される。企業では、カスタマーサービスや企業データベースへの接続、自治体では、住民向けの相談サービスなどが考えられる。昨今の経済現象を鮮やかに斬り、矛盾を指摘し、人々が信じて疑わない「通説」を粉砕する──。野口悠紀雄氏による連載第99回。 日企業は生成AIをどの程度利用しているか? ChatGPTなどの生成AIを、日の企業や地方自治体はどのように捉え、どのように利用しているのだろうか? これについては、いくつかの調査がある。 (1)第1に、帝国データバンクが実施した「ChatGPTなどの企業における活用状況に関するアンケート調査」(アンケート期間:2023年6月12日~15日)がある。 これによると、「業務で活用している」は、9

    ChatGPT「使う会社・使わない会社」に生じている差
  • 日本は「経営者天国」安すぎる給料の元凶はこれだ

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  • システム開発はなぜこうも「失敗」を繰り返すのか

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  • 「ワックスのつけ方」ほとんどの男性が間違ってる

    なかなか髪型がキマらない、という男性は多いのではないでしょうか? 男性アーティストから絶大な信頼を集める、伝説のヘアメイク荒木尚子さんが、門外不出の男性のメイクやスタイリングテクを公開した『男のロジカル美容75 「見た目」に絶対的な差がつく』。稿では同書を一部抜粋し再構成のうえ、「髪のスタイリング」技を3つご紹介します。 薄毛も顔の悩みも「髪のスタイリング」でカバー可能 顔の額縁ともいわれ、面積も大きい髪は、眉とともにメンズの見た目印象を左右する重要な要素。であることはわかっていても、髪質や加齢による薄毛もあって、なかなか髪型がキマらない、という男性も多いのでは。 しかし、おまかせください。私は長年、アーティストの方々のライブでのヘア&メイクも担当してきました。ライブ現場というのは、汗はかくし、動きも激しい、風にも吹かれ、観客の熱気とともに会場の湿度も高くなる、ヘアスタイルのキープという

    「ワックスのつけ方」ほとんどの男性が間違ってる
  • どこよりも早い「新NISA」の賢い使い方を教えよう

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  • メルカリ辞めた「37歳・器用貧乏」の切実な気付き

    「業務範囲が広すぎる……」 「だんだん自分の職種がわからなくなってきた……」 「このままがむしゃらに働き続けていて、いいんだろうか……」 そんな不安や不満を抱いた経験のある人は少なくないだろう。そして、その解消法はあまり語られることがない。結果、社員は退職を選び、ほかの会社へと転職していく──。 イタンジ株式会社(不動産賃貸業における課題をテクノロジーで解決するIT企業)で執行役員を務める永嶋章弘さん(37歳)も、かつてはそうした気持ちを抱き、実際に転職した1人だった。 しかしその後、彼は縁あってイタンジに復帰。「出戻り」を経験した者だからこそ、かつての自分と同じように「外の世界を見たい」「別の会社を経験したい」と思う若手社員に対して、伝えたい思いがあるようだ。 何度か転職し、最終的に出戻り転職 永嶋さんは2010年に筑波大学大学院を修了後、Webエンジニアとしてニフティ株式会社に入社。そ

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  • あの島耕作も使った「確実に出世できる方法」

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  • 「東京一極集中が日本を救っている」といえる理由

    人口が東京に一極集中すること、その結果、ヒトだけでなくモノ・カネ・情報がすべて東京に集中してしまうことは、これまで社会の在り方として不健全だと考えられてきました。 ヒト・モノ・カネ・情報が集まる東京圏 地方に暮らす人々から見ると、東京圏にばかりヒト・モノ・カネ・情報が集まるのは、確かに不公平のように思えます。特に2000年代以降、「限界集落」や「地方消滅」といった問題が広く取り沙汰されるようになってからは、「東京一極集中こそが諸悪の根源」のようにもいわれてきました。 しかし1990年代以降、出口の見えないデフレ不況に突入し、きわめて低い経済成長率しか達成できていない日が今日でも先進国の一員でいられるのは、実は"東京一極集中のおかげ"ともいえるのです。ヒト・モノ・カネ・情報が今のように東京に集中していなければ、日はどこかの時点で、G7(主要先進7カ国)から脱落していたかもしれません。多少

    「東京一極集中が日本を救っている」といえる理由
  • サイバー攻撃に遭った町立病院「2カ月間の記録」

    多くの個人情報を持つ病院がサイバー攻撃に遭ったらどうなるのか。まさかのことが現実で起こった――。 2021年10月31日深夜。 院内の電源の入ったプリンター10数台が一斉に英文の犯行声明を印刷し始めた。そこには、「Your data are stolen and encrypted」(あなたたちのデータを盗み暗号化した)と記されていた。 徳島県西部に位置する人口8000人ほどの小さな町にあるつるぎ町立半田病院(120床)が昨年末、サイバー攻撃に遭い、患者約8万5000人分の電子カルテ情報が閲覧できなくなった。 院内システムが停止したため、外来診療は原則、初診患者の受け入れを止めて予約の再診患者に限定。救急患者の受け入れも中止し、近隣の病院に引き受けてもらった。急を要するもの以外の手術は先延ばしにし、小児患者の受け入れも一時中断。産婦人科を持ち、同県の西部医療圏で唯一の子どもを産める場所だっ

    サイバー攻撃に遭った町立病院「2カ月間の記録」
  • 堀江貴文「やりたいことがない人」3つのパターン

    自分に正直になる習慣 フランスの哲学者アランは名言を遺している。 「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ」 そのとおりだと思う。アクションから質が生まれる。質はあくまでも事後的に発生するものであって、質という抽象はそれ単独で先行的に存在するものではない。 ぼくは中学生時代、プログラミングに夢中になった。よくわからないまま手さぐりでパソコンを使っているうちに、多彩な処理システムを構築できるプログラミングの魅力にどんどんのめり込んでいった。それがやがてビジネスにつながり、ぼくはそのビジネスでさらに成功を収めるべく野心をたぎらせていった。 要するに今日にいたるぼくのキャリアは、プログラミングとの出合いがすべてだ。プログラミングに出合わなければ、それはそれでまたまったく別のキャリアを描いていただろう。 あらかじめ目指すキャリアがあって、プログラミングに足を踏み入れたわけではないのだ。

    堀江貴文「やりたいことがない人」3つのパターン
  • 「思考が深い人」なら当然やってる思考の習慣

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  • 「頭のいい人」とそうでもない人の決定的な差

    いい考えを引き出すには土台が必要 考えるためには、まず材料が必要です。考えるための材料になるのが情報です。しかし、情報を単純に集めるだけでは、すぐにいい考えが生まれるわけではありません。 いい考えを引き出すには、そのための土台を頭の中につくっておくことが大切になります。 よく誤解されているのですが、「情報収集→それをもとに考える」というだけではうまく考えられないのです。実は、情報を見て、そこから初めて考えるのではなく、情報を頭に入れる前に、少し手間暇をかけて、「考えるための土台」をつくっておくことが大切だからです。 これは、「考えること」を「調理をする」ことに例えるならば、「考えるための土台を作る」ことは、「調理道具をそろえておく」ことに相当します。どれだけおいしそうな肉のかたまりがたくさん届いたとしても、それを切る包丁も焼くコンロもなければ、おいしい料理をつくることはできないでしょう。当

    「頭のいい人」とそうでもない人の決定的な差
  • 「令和」の日本に残された3分野の大きな難題

    「平成」の時代が終わり、新しい「令和」の時代を迎える。おおむね「平和でいい時代」だったと分析されることの多い平成だが、その一方で昭和時代に築き上げた日のトップレベルの経済力は、平成の30年で大きく後退してしまった。 このまま令和の時代も、平成の延長で国力が衰退していくのか。令和時代を迎えた日が抱える問題とは何なのか。世界の中の日はどうあるべきなのか。経済のみならず政治や人々の生活、価値観、教育に至るまで、日の全体像を俯瞰してみたい。 日が抱える深刻な課題とは何か? 一口に日の課題と言っても、さまざまなカテゴリー別に考える必要がある。マクロ経済的な問題から、個々の企業が抱える問題点、政治や行政、家計などなど――。さまざまなジャンルで、それぞれの問題を抱えている。 いくつか指摘されている中で、大きく3分野における課題をピックアップしてみたい。

    「令和」の日本に残された3分野の大きな難題