すでに公になっている情報なのでここにも書いちゃいますが、いま『嫌われる勇気』の続編に取りかかっています。続編ということはつまり、あの哲人とあの青年のその後を描く一冊です。すでに岸見一郎先生との議論(問答?)も終え、物語に関連する周辺の方々への取材も終え、前作以上の資料や文献をひっくり返す作業もひと段落し、あとはいよいよ書くだけ、という状態で少しずつ筆を進めているところです。 続編と聞いて、「あちゃー」と思われた方は多いですよね。ぼくも続編、あまり好きではありません。もちろん続編をつくれるということ自体、前作が一定程度の支持を受けた証拠でもあり、売れなかったら続編の声さえかからないのですから、よろこばしいことではあるでしょう。 しかし一方で、続編にはどうしても「晩節を汚す」的な印象があり、一作目よりもおもしろい続編、一作目のファンを十分満足させる続編は、そうそうお目にかかれるものではないわけ