(キーワード: タミフル、インフルエンザ、異常行動、転落死、厳重な施錠の警告) 厚生労働省はこれまでも小児・未成人者がインフルエンザにかかった時は、抗インフルエンザウイルス剤の種類や服用の有無によらず、少なくとも治療開始後2日間は小児・未成人者を一人にしないよう注意喚起してきた。2017年11月27日厚生労働省は、さらなる転落死などの事故を受けて、高層階住居では玄関やすべての窓の施錠を行い、ベランダに面していない部屋で寝かせる、1戸建てでは1階で寝かせるなど、医療関係者が保護者などに説明・徹底するよう通知した(※1)。 これを受け英国のBMJ誌が2017年12月2日号電子版で掲題の記事にしているので、要旨を紹介する。 ----------------------------------- 日本の厚生労働省は、昨冬に抗インフルエンザウイルス剤を服用した54人が異常行動を起こしたとの報告から、