『10年後に食える仕事 食えない仕事: AI、ロボット化で変わる職のカタチ』(渡邉正裕著/東洋経済新報社)という本を読みました。 AI(人工知能)の発達によって、人間の仕事がどんどん奪われていく、という言説は以前からありました。 最初のころは、「AIはなんでもできて、単純作業から、人間の仕事は無くなっていく」というような話だったのですが、AIやロボットがさまざまなジャンルで実用化されていくにつれ、その得意な分野と苦手な仕事が、けっこうはっきりしてきたのです。 この本は、最近の知見をもとに、「今後、AIによって人間のものではなくなっていく仕事」と「AIでは代替することが難しい仕事」について紹介されているのです。 人口減で仕事の自動化は否応なく進み、人間に残る仕事は「AIを駆使する仕事」と「手先を駆使する仕事」の二極化が進む一方で、人間の強みが生きる逃げ場(職人プレミアム)も残されている。 も