システムはやがて老朽化する。「レガシー」と呼ばれるほど古びた現行システムを、どのようにモダナイズするか。それはそれは長年運用してきたWebサービスやエンタープライズ系システム開発における、常時の関心事だ。少しずつリファクタリングするか、一度にビッグバンリリースするか。マイグレーションの意思決定はそのどちらかという極端な方向に振れがちだが、どちらでもない「ちょうどいい」選択肢による成功例があった。このセッションでは、VOYAGE GROUPが15年物の巨大なオンプレシステムをクラウド移行した事例を解説する。 発表は3名によるリレー形式で行われた。左から、株式会社VOYAGE GROUP ポイントメディア事業本部 開発本部 本部長 福田剛広氏、同 エンジニア 駒崎大輔氏、同 エンジニア 小林徹也氏 放置するほど悪化したレガシー問題で、状況は「がけっぷち」に VOYAGE GROUPが行っている
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