道幸哲也さんより『労働組合法の基礎と活用 労働組合のワークルール』(日本評論社)をお送りいただきました。ありがとうございます。 https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7713.html 労働組合法を基礎から学べるテキスト。労組法の第一人者が現代日本の労働組合の意義と役割を鋭く分析し、実践的な解説を行う というわけで、まさに実践型テキストになっています。 最初の「本書の問題関心」で、こういう記述があります。 ・・・第3部ともいうべきものは別書で本格的に検討する予定である。そこでは個別紛争処理をめぐる組合の新たな役割に注目した。最近の労働法の動きの顕著な特徴として、契約法理や人権法理に関する議論が活発になったことが挙げられる。個別紛争の増加ともいえる。しかし、外見は個別的であっても、実際は集団的な側面がある紛争は少なくない。就業規則をめぐる紛争がその典型といえる