かるべ・けんすけ/1955年東京都生まれ。79年3月早大卒。同年4月時事通信社入社。経済部次長、ワシントン支局長、ニューヨーク総局長、解説委員長などを経て2020年3月退社。20年4月より帝京大学教授。著書に「日米コメ交渉」(中公新書)「検証 バブル失政」(岩波書店)「ドキュメント 米国の金権政治」(岩波新書)「官僚たちのアベノミクス」(同)「強権の経済政策」(同)など。 DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 米トランプ政権の混乱が続いている。一向に進まない政権高官の指名や激化する権力闘争などで、政策も腰が定まらない。そんな中、対外経済戦略は「通商法の活用」を重視したものになるかもしれないとの懸念が急速に膨らんでいる。(時事通信解説委員 軽部謙介) 遅れる体制作り、高