男性同士の以下のような会話があります。 生まれも容姿も中級ていどが理想の女というものだな。 おごっておらず、信頼できるしうわついていない。 下手に容姿がいいと浮気心に悩まされるし、気ぐらいも高くては面倒くさい。また、頭が良い女も考えものだ。学者のように博識で頼りになる女と付き合ったことがあるが、口臭がひどくて別れてしまった。女は外見より心であるが、極端にブサイクもだめだ。自分に自信がないせいか、疑い深くて面倒なのだ。中くらいがいいよ。 で、こりゃなにかというと、源氏物語の、はじめのあたりにでてくる「 雨夜の品定め」というくだりです。光源氏が友達とダラダラだべるシーンなんですが言いたい放題です。 「中級こそが優良物件」という鉄板の女性感って中世からあったんですね。 それっておそらく、真理なのでしょう。 おもしろいのは、このあとの人生で光源氏はフツーが良いとかいっときながら、中級(とはいえ庶民