【中尾ミエ】ハッピーな老後を！人生の目標は“ピンピンコロリ”「この映画に携わって、自分の考えが変わりましたね」 大ベテランの口から意外な言葉が飛び出した。「この映画」とは、１５日から公開される出演作「人生、いろどり」。徳島県の上勝（かみかつ）町で、山で採れる葉っぱを料理の「つまもの」として販売するおばあさんたちの実話を元にした作品だ。 「これは、単に葉っぱビジネスでもうかったとか、おばあさんが頑張っている、というだけの映画ではなく、いろいろな人生観を教えてくれる映画なんです。私の演じた路子は、都会から夢破れて故郷に帰ってきた人なのですが、実は故郷にこそ自分が楽に生きられる場所があり、自分でも気付かなかった才能を生かせることになるんです。まさに“灯台下暗し”。世の中には、都会で夢がかなえられず故郷に戻る人も多いと思いますが、それで人生が終わりではないんですよ」 定年退職後の人にも同じことが言えるという。 「リタイアしたら終わりではなく、楽しく有意義に
