米系製薬のムンディファーマは26日、食品大手の明治を相手取り、不正競争行為の差し止めを求める仮処分申請を東京地裁に出した。ムンディの許諾を得て明治が「イソジン」の名前で3月末まで売るうがい薬と、許諾がきれた4月1日に明治が売り出す新商品のパッケージが似ていて、消費者を誤認させる恐れがあると判断した。 イソジンをめぐっては9日、明治が、ムンディが4月に出すイソジンに、明治が商標権を持つ「カバくん」に似たキャラクターがついているなどとして、ムンディにそのデザインを使わないよう求める仮処分申請を東京地裁に出していた。