前回は、シグナルについて、シェルでのキー操作を通じて確認しました。今回は、killコマンド/killallコマンドを使って、動作中のプロセスにシグナルを送ってみましょう。 連載目次 シグナルとkill/killallコマンドの関係 何らかの理由で終了させることができなくなった「プロセス」は、「kill」コマンドや「killall」コマンドで終了させることができます。また、killallコマンドは、キー入力などを受け付けないサーバプロセスを終了させたり、再起動させたりする際にも使用します。 killコマンド/killallコマンドは、動作中のプロセスに対して「シグナル」を送信するコマンドです。プロセスの終了には「TERMシグナル(SIGTREM)」や「KILLシグナル(SIGKILL)」を、サーバプロセスの終了/再起動には「HUPシグナル(SIGHUP)」を送信します。 なお、killコマン