今回は、Fedora 13を使って最新のLinux KVM機能を解説します。基本的な使い方については省略しますので、基本から学びたい方は以前弊社宮原が執筆した「実践!仮想化ソフトウェア 2009 第5回 Linux KVMを使ってみよう」を参照してください。 CentOS 5とFedora 13のLinux KVMの違い 先述の記事では、CentOS 5.4を利用してLinux KVMの基本的な使い方を解説しました。現在はCentOS 5.5がリリースされていますが、今回は2010年中にリリース予定のRed Hat Enterprise Linux 6(RHEL6)を想定して、よりRHEL6に環境が近いと思われるFedora 13を選択しています。 Fedora 13のLinux KVMおよびその周辺ツールは、CentOS 5に比べて新しい機能が数々追加されており、最新のLinux KVM