仕事中や会議中、居眠りせずにいるために、あくびをしたり自分をつねったり歯ぎしりをしたり舌をかんだりと、必死の努力をしたことはありませんか? あるいは、もう少しやる気や集中力を高めるために、何度もコーヒーの自動販売機に通ったことは? ほとんどの人は、毎朝起きて、朝食をかきこむか、コーヒーを1杯ぐらい飲んで出勤するだけで、ほかに特別な準備をすることも、エネルギーを補充するための段階を踏むこともなく、一日中十分な集中力をキープできると思っています。 しかし、集中力と生産性の専門医として20年以上研究を続けてきた私からすれば、こうした生活は「だめなエネルギー管理」で見事にトップテン入りです。拙著『ハーバード集中力革命』でも詳しく触れていますが、多くの人が「エネルギー不足」を思っている以上に軽く考えているのです。 「エネルギー不足」はすなわち「集中力不足」である もし、現在のあなたが先に挙げたような