理論計算機科学の全体像を解説する日本初の事典。大学教育レベルの教科書あるいは参考書としても活用できるよう,重要な基盤項目には例を用いたコンパクトな説明を付し,理論計算機科学の学術的最前線の状況にまで触れる。「アルゴリズムと計算複雑度」と「形式モデルと意味論」の二部構成。〔内容〕計算とアルゴリズム/計算モデルと計算量/応用分野における計算理論/形式言語とオートマトン/計算モデル/プログラム意味論/システム検証理論 1. 総論 (徳山 豪) 第1部 アルゴリズムと計算複雑度 はじめに 各章の概要 2. アルゴリズムの設計と解析 (編集担当者:徳山 豪) 2.1 計算とアルゴリズムの歴史 (徳山 豪) 2.2 基本的なアルゴリズム (徳山 豪) 2.3 データ構造の基礎 (平田富夫) 2.4 先進的なデータ構造 (定兼邦彦) 2.5 グラフアルゴリズム (伊藤健洋) 2.6 ネットワークアルゴリ