5月22日に『女の子よ銃を取れ』(平凡社)という本を出しました。 これは、書籍にすることを前提に、webでの連載が始まりました。 始まったのは2012年9月。この日のことを、わたしはよく覚えています。 『女子をこじらせて』に続く対談集『だって、女子だもん!!』の刊行準備をしていた頃で、わたしは『だって、女子だもん!!』の打ち合わせでポット出版へ行き、その近くのカフェで、最初の原稿が平凡社のwebサイトにアップされるのを、iPhoneでずっとチェックしていました。 アップ予定時間は12時。更新された瞬間、平凡社の公式Twitterより早く、更新告知をしました。 早く読んでほしい、と強く思っていたからです。 『女子をこじらせて』以降、さまざまなリアクションがありました。 「今まで苦しかった。その苦しみの正体が『こじらせ』という言葉でわかった気がする」というリアクションや、「こじらせを直し、乗り
浅香怜子著 琉球の花街として知られる辻は、本土のものとは異なる成り立ちと性格を持っていることで知られている。 女達による自治、あるいは辻にかよう客との関係等々を歴史と伝承をふまえて解明しつつ、著者の活動=本土の門付け芸能としての「春駒」の継承、その伝播の南限としての琉球の「じゅり馬」との比較研究を通して、「辻」とは何かを明らかにする。 これまでの辻をめぐる議論を一新する女の立場からの「ものがたり」である。 多数の写真図版を収録し、資料性も高めている。カラーグラビア有り。 〈目次〉 はじめに-辻の名芸妓の死 一 琉球の花街 1 辻地域のこと 2 旧廿日正月とじゅり馬 3 辻の戦後 4 現在のじゅり馬の風景 二 辻村女の里(チージ)の暮らし 1 女性たちの組織 2 侏とチージの共同性 3 侏の暮らし 4 チージのもてなしと料理 5 盆切りと歳切り 6 侏の墓がないチージ 三 侏をとりま
第Ⅰ部 民族/伝統衣装とファッション 民族衣装における異装と共装 武田佐知子(大阪大学教授) 日本中世の着衣 ―能楽の女装束を中心に― 脇田晴子(石川県立歴史博物館館長) チベット文化圏の服飾について 森田登代子(桃山学院大学非常勤講師・国際日本文化研究センター共同研究員) 「超民族衣装」カンガの今とこれから ―スワヒリ地方における着衣の実践― 竹村景子(大阪大学世准教授) 啓蒙専制期のマドリード社会と女性の衣服 中本香(同上) 差異の標本としての「伝統衣裳」 井本恭子(大阪大学准教授) 1920~30年代のソビエト・ファッション 藤原克美(大阪大学准教授) Sex and the Cityとポストモダン消費文化 ―サラ・ジェシカ・パーカー/キャリー・ブラッドショーをめぐるファッション、身体、ファンダム― 吉岡愛子(上智大学・青山学院大学非常勤講師) 第Ⅱ部 異装・共装 衣装と近世女性医師
今夜の食事をお作りします [著]遅子建 中国同時代小説のコレクションに収められた短編集。予備知識もなく読み始め、たちまち引き込まれた。中国では最北端の、ロシア国境に接する土地で生まれ育った女性作家だそうだが、北の風土と人情を描いた作品には、特別な情趣が漂っている。一方で都市を舞台にした作品でも、人々の心の動きが細やかに描き込まれ、登場人物が身近に感じられる。中国はさまざまな貌(かお)を持つ隣国だが、その中国の広さや多様性、バイタリティーをひしひしと感じさせられた。領土問題で日中関係は冷え込んでいるが、人と人が共感する場は国家に関わりなく開かれているのだと、あらためて確認したい。 表題作は、地方都市に住む女性新聞記者が主人公。彼女は学芸欄の担当だが、その新聞社は読者獲得のためゴシップ記事にスペースを割くようになり、学芸欄はそのあおりでスペースを削られてしまう。(新聞の各欄が人間の臓器に喩(た
■有名作家夫人の“溢れまくった屈託” これぜったい、本屋の客を引っかけるためにつけたタイトルだ。棚でこのタイトル見て「へえー、筑摩書房がいくら新書とはいえこんな婚活本出すのか」と思いましたもの。ぜんぜんそんな本じゃない。日本文学の本で、どっちかといえば文学女子に向けた本。近代文学に現れた女や、近代文学者の妻や恋人のありようについて書かれている。婚活本だと思って買ったら壁に叩きつけたくなりますよ、これ。でも私は婚活本に興味ないのでこっちのほうがよかった。 ぱらぱらめくって「百合子さん問題」という小見出しを見てただちに買った。百合子さんとは武田百合子。武田泰淳夫人の武田百合子と、島尾敏雄夫人の島尾ミホは、どうしてこう男連中に好意をもって受け入れられるのか。なんてことが書いてあって、ものすごく面白そうじゃないですか。私は前々から、武田百合子の文章はいいけれど、武田百合子の文章を好きだと表明する女
本好きな30代半ばの女性が岐阜市の繁華街・柳ケ瀬の東の端に古書店「徒然舎(つれづれしゃ)」を開いて1年5カ月。蔵書数は約5千冊と多くはないが、ユニークな行事を開くなど、店の運営が異彩を放っている。 店主の廣瀬由布さんは大学を卒業し、9年間、岐阜市の出版社で働いた。その後、東京・不忍通りで定期開催される「一箱古本市」に参加したところ、明るいトークで一番の売り上げを記録。「一箱古本市の歩きかた」(光文社新書)の著者・南陀楼綾繁さんの勧めもあって、昨年4月に徒然舎を開いた。 元事務所を借りた同市殿町の店舗は33平方メートルとこぢんまり。靴を脱いであがる。フロアは九角形といびつだが、客が動きやすいよう、棚の配置にも知恵を絞る。文学と芸術の品ぞろえに特に力を入れている。 店内では、ユニークな行事も開く。「和綴(と)じノートを作ろう」と銘打った「製本教室」は4回開き、20人が受講。26日に5回目がある
→紀伊國屋書店で購入 「「女性学」から「女子学」へ」 大学、あるいはその他の教育機関でも同様だと思うが、「男子よりも女子の方が元気がいい」という傾向が顕著である。例えば、成績優秀者をリストアップすると、決まって上位は女子が独占するといった傾向が見られるようになって久しい。 いったい、いつ頃から女子の方が元気がよくなってきたのかと振り返って見た時、評者の経歴を振り返れば、すでにその少年時代からそうした傾向が見られた。 評者は現在、いわゆるアラフォーとアラサ―の中間の年齢だが、同年齢層の女子たちは、いわゆる「アムラー」、あるいは「(コ)ギャル」と呼ばれたように、90年代の消費文化を席巻していたことを思い出す。あるいは、評者には10歳ほど年上の姉がいるが、ほぼアラフォーに位置づく彼女たちは、まさにバブルを謳歌し、就職活動も売り手市場だった。このように評者からしても、すでに元気な女子に囲まれて育っ
→紀伊國屋書店で購入 下着デザイナー・鴨居羊子の初期の作品(下着会社チュニックの商品)には、鴨居自らが刺繍をほどこしたスリップやショーツがあったという。下書きなしで、薄い布地に直接チクチクと針を刺していったというのは彼女のデッサン力と手先の器用さゆえだろうが、そこには既成の図案そのままにする刺繍へのアンチテーゼも含まれていたようだ。 刺繍といえば、編物とならんで女がするホビー、手芸の一大ジャンル。それらの技法と図案による手芸の本は明治のころから山と出されている。女学生のころ、兄にプレゼントされた中原淳一デザインの日記帳にいまひとつぴんとこなかった、つまり女向けのお仕着せには反発心をおぼえずにいられない鴨居にとって、手芸書をたよりにするものづくりに面白味を感じられないのは当然のことだった。何事においても型破りなのが彼女のウリなのであるから。 けれど、これなら鴨居もよろこびそう、と思える刺繍本
信貸信用貸款貸30萬月付3684,20年貸款規劃顧問經驗,侯昌明推薦 信貸,信用貸款.貸款規劃服務超過200萬人次.侯昌明推薦。我們的貸款服務包含小額貸款、個人信貸、 信用貸款、企業貸款、房屋貸款、汽車貸款二胎房貸等等各種貸款服務 選單與小工具 申辦銀行信用貸款的時候,許多辦理者會參考各式各樣的銀行貸款產品,並考量利率和額度後再申貸,然而事實上在申貸事前,還有一些該留意的關鍵要特別注意,避免事與願違。此外,銀行信用貸款方案如何挑選也是重要議題之一,今天一併帶您解密。接下來就帶您一同剖析信用貸款該留意的的關鍵、信貸方案的選擇和相關推薦方法! 銀行信用貸款該留意的關鍵、信用貸款挑選: 銀行的審核角度各有差異,可適時地藉由專業的信用貸款規劃師幫您評估 基本上,各個金融機構在審視信用貸款時,所看重的信用貸款要求和觀點都多少有所不同,況且個人信用貸款條件都不太一樣,因此在事前務必審慎檢視。如果在挑選
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