中国の「#MeToo」運動のシンボルともなっている周暁璇さんの支持者=2020年12月、中国・北京/Noel Celis/AFP/Getty Images/File (CNN) 中国南部・広東省の中学校が授業で使ったセクシュアルハラスメントに関する教材をめぐり、被害者を責める内容に対してネット上で批判が噴出した。 中国国営の人民日報によると、問題となっているのは広東省肇慶市の中学校が性教育にあたる「精神衛生教育」の授業で昨年使った教材。今月に入ってこの教材の写真がネット上に出回った。 教材では、セクハラの被害に遭う原因は「華美な服装やこびるような態度」にあると断言。「女子は透ける服や露出度の高い服を着てはいけない。うわついた言動は慎むべき」としていた。 これに対してSNSでは反発の声が巻き起こり、多くは保守的な姿勢を批判。そうした姿勢は男性中心社会に根深く浸透したジェンダーの不平等を反映し