理系、とくに数物系は若者から敬遠されがちです。 いわゆる『理科離れ』というのでしょうか。 考えてみればこの傾向は当たり前といえば当たり前、とも言えることです。 ややこしい数式・公式を憶えるだけではありません。それらを使って、問題を解く練習です。 例えばこうです。 ~初速度30m/sで、水平方向と60度で放射されたボールはどこまで到達するか。またこのボールの軌道の最高到達地点の高さは何mか。~ 実際にはこんな計算の場面などには、一般生活では決して出会いません。ボールの初速度など測定しながらボールを投げることなど有り得ないわけです。実際、ボールの速度の測定は難しいのです。 いくらなんでもこんなややこしい、しかも何の役にも立ちそうもない計算を1ヶ月近くもやらされるのです。しかも今度は実験です。大抵の計測装置は高度で、その内容・機能などはブラックボックスなのです。生徒は単にこれらの計測・測定装置を