21日午前6時50分ごろ、鹿児島県南九州市穎娃町のJR指宿枕崎線御領−石垣間で、指宿発枕崎行き普通列車(1両編成)が線路上に大量にいたヤスデを踏みつぶし、車輪が空転。列車は徐々に速度が落ち、遅延して石垣駅に到着した。乗客約10人にけがはなかった。 JR九州によると、数メートルにわたり線路周辺につぶれたヤスデが散らばっていたが、大半はいなくなっていたという。担当者は「ヤスデの異常発生は起きたことがあるが、少なくともここ2、3年は聞かない」と話した。 このトラブルで、指宿枕崎線は上下1本ずつ運休。計3本が最大約1時間15分遅れ、約200人に影響が出た。