ネット通販で買った商品が、1~2日後に届くことは、すでに当たり前の世の中になっている。ネットでの買い物は蛇口をひねれば水が出てくるのと同じで、すでにインフラに近い存在になりつつある。 しかし、その利便性の高さから、商品を届けてくれる“ラストワンマイル”の配達員たちが「人」であることを忘れてしまうことがある。商品を玄関に置いてくれる“置き配”が増えたことで、配達員と顔を合わせる機会も少なくなった。感染対策で印鑑やサインも省略されて、顔もマスクで覆われている。配達員の印象はほとんど記憶に残っていない。 ラストワンマイルで働く人たちは、どのような職場環境で働いているのか。自宅や職場に商品を届けてくれる配達員の現場を取材してみた。 朝5時半から、プレッシャーのかかる仕事が始まる 「ビジネスチャンスがあると思って、この業界に飛び込みました」 そう話すのは株式会社canuuの代表取締役・濱田崇裕さん。
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