■新型ATSの使用再開 JR北海道の新型の自動列車停止装置(ATS)に不具合が相次ぎ、3月から使うのをやめていた問題で、同社は16日に使用を再開したことを明らかにした。不具合の原因がはっきりし、必要な対策を取れば運行に支障がないと確認したため、としている。 ◇ 新型ATSはカーブなど危険箇所での速度の出し過ぎを防ぐ装置。2005年のJR西日本の脱線事故を受け、16年6月までの導入が義務づけられた。 対象は(1)時速100キロを超える列車が通る(2)1時間あたり10本以上の列車が走る――のどちらかに当てはまる路線。さらに、国土交通省は、ともに該当する路線は11年6月までの導入が望ましいとした。 道内で両方に該当するのは白石―苫小牧(約65キロ)と小樽―奈井江(約102キロ)。同社はこのうち厚別―奈井江(約58キロ)で昨年11月に導入したが、速度は問題ないのにブレーキがかかる不具合が