東京都心部は輸入車のパラダイスだ。あらゆるメーカーの輸入車を見ることが出来る。それらの多くが最近は右ハンドル。つまり、左側通行の我が国に適した位置だ。これまで輸入車と言えば左ハンドルのイメージが強かったがそれもかつての話し。昨今の主流は明らかに右ハンドルだ。 しかし、右ハンドル全盛の今でも左ハンドルが多くを占めるメーカーもある。その1つがロールズ・ロイスだ。インポーターに聞けば左ハンドルは約8割にも達するという。でも、ロールズは左側通行の国、“イギリス”のブランドではないか! だとすれば、左ハンドルに乗るのはナンセンス。左ハンドル仕様が右ハンドルに対し性能やフィーリング面で凌駕するのであれば話は別だが、そんなこともないという。 私も最初、どうしてこんなに左ハンドルが多いのか気になった際、「納期や在庫の関係か」と勝手に勘ぐったが、それは全くの見当違いだった。インポーターによれば左右のハンドル