【リマ時事】国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際通貨金融委員会(IMFC)が9日午後(日本時間10日朝)、ペルーの首都リマで開かれた。 金融危機時に対応するIMFの準備資産「特別引き出し権(SDR)」の見直しについて議論があり、中国が求める人民元の採用に、欧州勢が容認する姿勢を示した。IMFは11月の理事会で最終判断する。 SDRは現在、ドル、ユーロ、ポンド、円の国際通貨で構成されている。この日のIMFCで、中国人民銀行(中央銀行)の易綱副総裁は「人民元はSDRに組み入れられるための運用上の要件を満たすと確信している」と、SDRへの採用を要望した。 これに対し、オズボーン英財務相は人民元のSDR構成通貨入りに支持を表明。ショイブレ独財務相も「構成通貨の拡大を検討することに、われわれはオープンだ」と前向きな立場を明らかにした。 また、麻生太郎財務相は「引き続きこれまで確立されて