7月度のアメリカ消費者物価指数が発表になり8.5%と前月の9.1%から鎮静化、事前予想の8.7%をも下回ったことから株式市場は活況、円は買われるという展開になりました。私は春先からインフレはそろそろ鎮静化すると申し上げていたので「嘘つき太郎」ならぬ「嘘つきひろ」を続けていたのですが、ようやく報われるかもしれません。 結論からすればガソリン価格が7.7%下落した点が最も大きい要因です。原油価格については何度も申し上げているようにいくらが妥当か、という理論値があまり存在せず、野菜などの価格と同じでぶれやすいものなのです。ただ、平常時はダイコンや魚の価格に皆さんの期待値があるのと同様、概ねこれくらいというレンジがあり、それが70-80㌦程度で時の政治的、社会的状況によりその幅が40-100㌦程度、更にはもっと動くこともある、というものです。よって今日も一時80㌦台まで下げた原油価格の動きからすれ