『ゆるゆり』――。それは女子中学生たちの“ゆる〜い”日常を描いた百合漫画。 ライトな百合(女性同士の恋愛を描いた創作ジャンル)をコンセプトに、なもり氏が『コミック百合姫S』(一迅社)で2008年に連載をスタート。2011年からは3度にわたってテレビアニメ化し、累計発行部数は400万超と大ヒット。百合漫画の代表作のひとつとして、男女問わず幅広く親しまれている。 そんな『ゆるゆり』が今年で連載10周年を迎える。しかし、女の子たちのにぎやかな日々を“ゆるく”描いただけで、10年間も連載が続くのだろうか。じつはとても緻密な計算が仕組まれているのではないか? そんな疑問から、ライブドアニュースはなもり氏を直撃。「じつは対面で取材を受けるのは2回目なんです」という貴重な取材に成功した。 『ゆるゆり』はどうやって生まれたのか。その詳細を聞けば聞くほど、なもり氏の異才ぶりが浮かび上がってくるのであった。