伝奇ファンと百合ファンが待ち望んだ新作 2004年に発売されたサクセスの人気アドベンチャーゲーム「アカイイト」は、古事記などに基づいた神話や伝承をストーリーに盛り込んだ、サスペンス色の強い伝奇作品である。しかし、ファンの間ではこの作品を“伝奇作品”というよりも、女の子同士の気持ちの繋がりを描いた“百合作品”として捉えている人の方が多い。というのも、主人公(女の子)が妖怪(もちろん女の子)に吸血されるシーンなど、女の子同士の色っぽさを描いた描写が多く、“百合好き”のファンを熱狂させたのが原因のひとつといえる。 そして、4年の歳月を経て発売されたのが本作「アオイシロ」である。「アカイイト」の制作スタッフが再び結集して作られた本作は、「アカイイト」の“姉妹作”として世界観や一部の設定を引き継いでいる。また、エンディング数も50以上に増えており、シナリオのボリュームもアップしているのだ。 鬼や妖怪