―猫撲ほか― 掲示板に貼られた日付は今年1月となっていますが、報じられたのは昨年の3月頃のようです。 昨年、誘拐された子供たちを違法に働かせていたレンガ工場が話題になりましたが、その山西省洪洞県に生まれた女性、丹丹さん(19歳)は、腹からはみ出た腸に布団が触れないよう、いつも掛け布団を針金で吊ったベッドで横たわります。 こんな暮らしがもう6年。長期にわたる入院生活のため、腹部の表皮は腐乱し、また体重はわずかに20キロしかありません。洪洞県広勝寺鎮南秦村に住む丹丹さんの両親、そして祖母がかわるがわる彼女の排泄物の処理をしています。彼女が悲劇に見舞われたのは、7年前のことでした。 2000年4月3日、当時13歳だった丹丹さんは突然、腹部に痛みを感じ、洪洞県曲亭郷の衛生院に連れてこられました。診察にあたったのは朱という医師。 朱は丹丹さんの痛みを闌尾炎(虫垂炎)と診断し、朱の自宅で手術をおこなう