自民党宮崎県連は12日、宮崎市で党紀委員会を開き、衆院選宮崎1区に無所属で立候補し、落選した党町村派事務総長の中山成彬前国土交通相を同日付で除名処分にした。理由は、中山氏が昨年10月の不出馬表明をことし7月に撤回し、立候補したことにより「党員や県民に混乱を与えた」としている。 近く緒嶋雅晃会長らが党本部に報告する予定で、県連側は「最終的には党本部が処分を判断するだろう」としている。 宮崎1区では、中山氏の不出馬表明後に県連が公募で選んだ上杉光弘元自治相と中山氏がともに無所属で立候補する分裂選挙となり、民主党など3党推薦の無所属川村秀三郎氏に敗れた。