ブックマーク / japan.cnet.com (285)

  • 水滴を音波で空中に浮かべるだけのデバイス「LeviZen」--音響浮揚を体験

    先日、航空機メーカーのボーイングが考案した特殊な3Dプリンタに関する特許を紹介した。この3Dプリンタの何が特殊かというと、成形する物体を空中に浮遊させた状態で処理を進める点だ。そして、特許書類のなかでは、音波の力で成形物を浮かべる音響浮揚を利用するとしていた。 音響浮揚という技術など信じられなかったのだが、自分の目でそんな技術が実在することを手軽に確かめられるデバイス「LeviZen」が登場した。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

    水滴を音波で空中に浮かべるだけのデバイス「LeviZen」--音響浮揚を体験
  • 「macOS High Sierra」にパスワードなしでログインできてしまう脆弱性

    UPDATE 「macOS High Sierra」を搭載するApple製デバイスは、ユーザー名として「root」を使用すれば、パスワードがなくてもロック解除してログインできることが明らかになった。 端末で「システム環境設定」の「ユーザーとグループ」を表示し、鍵のアイコンをクリックすると、設定を変更するためのユーザー名とパスワードの入力を求められる。ここで、パスワードを入力する代わりに、ユーザー名に「root」と入力し、パスワードは空のままにすることができる。 「ロックを解除」を複数回クリックすると、ロックが解除される。パスワードは不要だ。Software Craftsmanship Turkey創設者のLemi Orhan Ergin氏がこの脆弱性を発見し、米国時間11月28日にツイートでApple Supportに報告した。 Dear @AppleSupport, we noticed

    「macOS High Sierra」にパスワードなしでログインできてしまう脆弱性
  • グーグルとLG、「Android Wear 2.0」搭載スマートウォッチを2月10日に発売か

    Android Wear 2.0」を搭載する初のスマートウォッチが、GoogleとLGの提携によって米国時間2月9日に発表される見込みだと、VentureBeatのEvan Blass氏(Twitterアカウントは「@evleaks」)が報じた。 信頼できるリーク情報が多いことで知られるBlass氏によると、「Google Assistant」機能が統合された「Watch Sport」および「Watch Style」と呼ばれる製品が、2月10日から米国で発売されるという。 どちらのスマートウォッチも円形の有機EL(OLED)ディスプレイを搭載し、Wi-Fi接続とBluetooth接続に対応するようだ。Watch Sportはチタンと濃いブルーの2色、Watch Styleはチタン、シルバー、ローズゴールドの3色が用意されるという。また、Watch Styleのストラップは交換可能になると

    グーグルとLG、「Android Wear 2.0」搭載スマートウォッチを2月10日に発売か
  • PSVRやOculusで使えるFPSゲーム用の拳銃型コントローラ「Desert Wolf」

    「Oculus Rift」「PlayStation VR(PSVR)」などの仮想現実(VR)ヘッドセットを装着してプレイするゲームは、これまでにない没入感が得られる。しかし、シューティング系ゲームで銃の操作にゲームコントローラを使うと、興ざめしてせっかくの没入感が台無しだ。 そこで、各種VRゴーグルなどで使用可能な、一人称視点シューティング(FPS)ゲーム用の拳銃型コントローラ「Desert Wolf」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。

    PSVRやOculusで使えるFPSゲーム用の拳銃型コントローラ「Desert Wolf」
  • 遊びながらプログラミング学習--ペーパークラフトロボット「Kamibot」

    Kamibotは、6~12歳程度の子どもを対象にしたプログラミング学習用のロボット。 専用アプリにより、ロボットを操作できるだけではなく、ロボットの各種動作をプログラミング可能。楽しく遊びながらプログラミング学習ができるという。 名前の由来は、「紙(カミ)」と「ロボット」で、子どもたちがペーパークラフトをロボットに付けて遊べるコンセプトで開発されている。 Kamibot体は、駆動系の2つのDCモータと上部を回転させるサーボモーターを備えている。また、黒いラインを認識するIR(赤外線)センサを底部に備え、ライントレース走行に使用できる。前面にあるのは、障害物までの距離を測る超音波距離センサ。このほか、色を表現するためのLEDを搭載している。バッテリにはUSBミニケーブル経由で充電でき、連続稼動時間は約120分程度。

    遊びながらプログラミング学習--ペーパークラフトロボット「Kamibot」
  • グーグル、触れて学ぶプログラミング学習用プラットフォーム「Project Bloks」発表

    「Project Bloks」は、プログラミングに取り組む際に必要な基礎的なコンピューティングスキルを子供たちに教えるための、触れて学ぶ新しいGoogleのプラットフォームだ。 ブロック(積み木)を使用して子供たちにコーディングを教えるというシンプルなコンセプトに基づいており、これまでにもプログラミング言語の概念を学ぶMITの「Scratch Blocks」などのプログラムで試行されている手法だ。子供たちがコンピュータの前に座ることが必要なScratchとは異なり、Bloksは実際にブロックを使用する。Googleはこれを「Pucks」や「Board」と呼んでいる。 Google以外にも、AmazonAppleといった大手テクノロジ企業が、次世代のコンピュータプログラマーを育成する教育用プログラムを開発している。他のプログラムとBloksの大きな違いは、従来のコンピュータインターフェース

    グーグル、触れて学ぶプログラミング学習用プラットフォーム「Project Bloks」発表
  • パナら3社が全自動洗濯折り畳み機「laundroid」で合弁会社設立

    セブンドリーマーズ、パナソニック、大和ハウス工業の3社は3月29日、世界初の全自動洗濯物折り畳み機「laundroid(ランドロイド)」の商品設計、量産化開発、製造、販売を手掛ける合弁会社「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド株式会社」を設立すると発表した。 laundroidは、乾燥した洗濯物を体に入れることで、折りたたまれて出てくるというもの。何の洗濯物なのか認識する「画像解析技術」と、折りたたむ部分の「ロボティクス技術」を掛けあわせることで、全自動化を実現した。 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズが2005年に開発を開始し、2015年10月に開催された展示会「CEATEC Japan」の会場内で発表。パナソニックの洗濯乾燥機技術と家電製品開発力、大和ハウス工業の住宅事業と医療、介護施設技術の実績を融合して、3社で共同開発していくことを発表していた。 新会社セブン・ドリーマーズ・ラン

    パナら3社が全自動洗濯折り畳み機「laundroid」で合弁会社設立
  • マイクロソフト、「Minecraft」を人工知能の訓練に活用 --「Project AIX」発表

    ものづくりゲームMinecraft」が、新興企業や科学者らの設計する人工知能AI)ソフトウェアのテストベッドとなる予定だ。 Minecraftはストックホルムを拠点とするMojangが開発したゲームMicrosoftは2014年にMojangを25億ドルで買収している。Minecraftは今やシンプルなものづくりゲームというそのルーツをはるかに超え、変更や追加開発を経て保全やリソース管理などの話題について学生らに指導するための教育用ツールとしても使用することができる。 そして現在、このプラットフォームがAIの分野でも活用されようとしている。 Microsoftは米国時間3月13日、Minecraftに基づく新しいプラットフォーム「Project AIX」が、科学者らによるAIシステムの「トレーニング」用に使用されていると述べた。Minecraft環境内で、AIシステムはさまざまな動作

    マイクロソフト、「Minecraft」を人工知能の訓練に活用 --「Project AIX」発表
    yad-EL
    yad-EL 2016/03/15
  • 出版不況は終わった? 最新データを見てわかること

    出版統計を見て暗い気分に こんにちは。先日、2015年の出版統計が発表されました。それによると、書籍も雑誌も、2014年に引き続き、さらに売り上げが減少しました。 2月5日には、中堅出版取次の太洋社が業績不振を受けて自主廃業の検討に入ったとの報道もあり、「出版不況がさらに深刻化した」との論評が相次いでおります。 元データ(財団法人全国出版協会・出版科学研究所)にあたってみますと、特に、雑誌の数字が悪いですね。 書籍が、前年比▲1.7%と微減にとどまった(7419億円)のに対し、雑誌は、▲8.4%と、大きく落ち込みました(7801億円)。 2014年は、書籍が前年比▲4.0%、雑誌が▲5.0%でしたから、2015年は、書籍はやや持ち直した一方で、雑誌はさらに悪化した、ということがわかります。 上のグラフを見ても、緑(書籍)と比べて、赤(雑誌)の下落カーブが急ですね。 出版物の売り上げは、19

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    yad-EL
    yad-EL 2016/02/10
  • 中国のEhang、1人乗りの自律飛行ドローンを発表

    Amazonの配送用ドローンは斬新な発想だと思われているかもしれない。同様の技術を使って中国の新興企業Ehangが開発したドローンは、人を乗せて20マイル(約32km)超の距離を飛行する。 「EHang 184」は1人乗りの自律飛行機(Autonomous Aerial Vehicle:AAV)で、4の折りたたみ式アームに取り付けられた2つ1組のローター計8枚で飛行する(「184」という名前はここから来ている)。米国時間1月6日、ラスベガスで開催中の2016 CESで発表された。バッテリ駆動式で、人を1人乗せて23分間、時速約60マイル(約96.6km)で飛行するよう設計されている。操縦はドローン自身が行う。 EHangの最高経営責任者(CEO)Huazhi Hu氏は声明で「184は、安全かつエネルギー効率の良い方法により、輸送業界が直面している数多くの課題に対処する実現可能なソリューシ

    中国のEhang、1人乗りの自律飛行ドローンを発表
  • 電子書籍は「なぜ」消えるのか?--世間にはびこる俗説を斬る

    こんにちは。今回は、「消える電子書籍」問題を取り上げたいと思います。 というのも、こんなニュースを目にしたからで。 “「2015年12月31日24:00」以降、Newsstandでの『MacPeople』『アスキークラウド』電子版のダウンロードができなくなります。あらかじめお手持ちの端末に、『MacPeople』『アスキークラウド』のアプリ及び購入済の雑誌データをダウンロードをしていただきますようお願いします。” 要するに「休刊して1年経ったからサーバから消すね。もし欲しい場合は自己責任でダウンロードして管理してくださいよろしく!」というのが、運営側の言いたいことのようです。 現在の電子書籍には、いくつか重要な「欠点」があるとされています。その一つが、電子書籍を提供している企業などが、事業をやめたりすると、が読めなくなってしまう、いわゆる「消える電子書籍」問題です。 今回と似たような事例

    電子書籍は「なぜ」消えるのか?--世間にはびこる俗説を斬る
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    yad-EL 2015/12/25
  • あらゆる押しボタンをスマート化する「Microbot Push」--意外と実用的

    スマートホームやコネクテッドデバイス、モノのインターネット(IoT)など、スマートな身の回りの物が増えてきた。複数のウェブサービスを連携させる技術IFTTT(If This Then That)に対応したスマートデバイスも活躍が期待される。しかし、家庭の照明やエアコン、各種家電品などをスマート化させるためにすべて買い換えることは、財布の問題で難しい。 そこで、あらゆる押しボタンをスマート化できるユニークなガジェット「Microbot Push」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。

    あらゆる押しボタンをスマート化する「Microbot Push」--意外と実用的
  • LINEとスタートトゥデイが提携、ビーコン事業を推進

    LINEは11月11日、スタートトゥデイとファッション領域におけるビーコン事業の推進に向け、業務提携したと発表した。この業務提携により、スタートトゥデイが開発した「ボタン型ビーコン」と、LINEが運営するLINE公式アカウントや「LINE@」の企業、店舗などが販促や集客としてビジネスに活用できるLINEアカウントを連携し、アパレル店舗に向けた「ビーコン活用サービス」を2016年春頃に開始するという。 ボタン型ビーコンは、スタートトゥデイが独自に設計、製造した、ボタンを押した時のみ電波を発するビーコン。アパレル店舗に来店したユーザーが商品に取り付けられたボタン型ビーコンを押すと、LINEアカウントを経由し、その商品や店舗の情報がユーザーのスマートフォンへに届けられる仕組みだ。 両社は、リアル店舗やユーザーの日常生活において、適切なタイミングでの情報提供を目指し、オムニチャネルにおける販売促進

    LINEとスタートトゥデイが提携、ビーコン事業を推進
    yad-EL
    yad-EL 2015/11/12
  • LEGOブロック互換のプログラミング教育ロボ「Phiro」--対象年齢は4歳から

    子どもが身につけるべき技能として、まずは“読み書き算盤”が挙げられる。そこから先の問題解決手法を学ばせるには、ロボット制御とプログラミングの学習が最適だという。 例えば、以前紹介した教育用ロボット「Wink」は、楽しみながらプログラミングを学べる。このWinkは、Scratchなどのビジュアル言語を習得済みの子どもを対象に、C言語といった実用的なテキストベースの言語へ移行させるためのロボットである。 では、これからビジュアル言語を学ぶ子どもに適した教材はないだろうか。クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で見つけた「LEGO」ブロックと互換性のあるプログラミング教育ロボット「Phiro」がよさそうだ。

    LEGOブロック互換のプログラミング教育ロボ「Phiro」--対象年齢は4歳から
  • 電子書籍のスキャンダル--経産省「緊デジゲート」がはじけたようです

    こんにちは、林です。一部では、かの「ウォーターゲート事件」になぞらえて、「緊デジゲート」とも呼ばれている、電子書籍の国家プロジェクトに関するスキャンダル。そこに、会計検査院のメスが入ったようです。 “電子書籍の市場を広げて東北の情報発信などにつなげようと国の復興予算を使って電子化されたが、少なくとも1600冊以上、著作権の調整がつかないなどの理由で配信できていないことが会計検査院の調べで分かりました。(中略)配信されていないに使われた補助金は5600万円に上り、会計検査院は配信を進めるよう求めました。この事業では、電子化されたのうち東北関連は全体の3%にとどまったほか、復興事業にふさわしくないわいせつな内容だったとして20冊分の補助金が返還されています。” 読売、日経、毎日各紙も報じています。 緊デジとは何か? 「緊デジ」とは何か? 2012~2013年にかけて、国からの10億円、出

    電子書籍のスキャンダル--経産省「緊デジゲート」がはじけたようです
    yad-EL
    yad-EL 2015/10/05
  • グーグル、「Project Ara」のプエルトリコでの試験発売を取りやめ

    「Project Ara」は、ユーザーが自分でコンポーネントを選んで組み立てられる「モジュール式」携帯電話を開発する試みだが、当初計画されていたプエルトリコでの市場パイロットテストは取りやめになったと、Googleの広報担当者が明言した。 Googleは2015年1月、住民の多様性を理由にプエルトリコは理想的な試験市場だと述べていた。この島ではスマートフォンとベーシックな携帯電話の所有者が適度に混在し、インターネットアクセスの75%がモバイル機器で行われている。 Googleは戦略を変えようとしているわけだが、新しい計画の詳細はほとんど何も示されていない。ただ、同社はこのプロジェクトを中止するつもりはないと強調している。また、最終的な計画からプエルトリコを外すつもりもなく、単にパイロットテストの実施地域ではなくなるだけだという。パイロットテストが今後どの市場で行われるかは、いまのところ明ら

    グーグル、「Project Ara」のプエルトリコでの試験発売を取りやめ
  • 「Java」をめぐるオラクルとグーグルの法廷闘争、2016年まで続く可能性が濃厚に

    果てしなく続くように思えるOracleGoogleの法廷闘争で、新たな審理がほぼ不可避になった。 両社が調停を通して和解しないのであれば(Reutersが米国時間7月30日に裁判所から報じたところによると、和解の可能性は極めて低いという)、残された唯一の問題は、審理がいつになるのかということだ。 31日朝に発せられた訴訟管理命令で、両社は、8月6日までに正式な申し立てを行うことを求められている。この中で、OracleとSAPの訴訟の裁定に、裁判も従うべきかを判断する材料の提出も求められている。 その後、8月21日までに、Appleとサムスンの訴訟で専門家として証言するよう要請された経験を持つJames Kearl博士が報告が行う。Kearl博士は以前より訴訟で裁判所から鑑定人に選任されている。 両社はKearl博士の証言を不適格とみなしたければ、9月10日までに申し立てを行う必要があ

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    yad-EL 2015/08/03
  • 進化した“魔法の指輪”「Ring ZERO」--初代モデルの反省生かし大幅改良

    ログバーは4月30日、指輪型のウェアラブルデバイス「Ring」の第2世代モデルとなる「Ring ZERO」を発売した。同日よりAmazon.co.jpで購入できる。価格は初代モデルより約1万円安い1万6900円。 Ringは人差し指に体を装着し、“魔法の指輪”のように空中で円を描くなどのジェスチャーをすることで、Bluetooth接続したスマートフォンや家電を操作できる製品。専用アプリをインストールしたスマートフォンの音楽再生や曲送り、SNSへの写真のアップロード、連絡先の交換などができる。 初代モデルから大幅進化した第2世代モデル “指輪型”のウェアラブルデバイスというユニークな製品には、発表時から大きな注目が集まり、米国のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」では目標金額である25万ドルを大幅に超える、88万ドル(約9000万円)の資金調達に成功した。その後は、出荷が

    進化した“魔法の指輪”「Ring ZERO」--初代モデルの反省生かし大幅改良
  • 次期「Android Wear」、「iPhone」に対応か

    Googleは、スマートウォッチなどのウェアラブル機器に搭載される同社の「Android Wear」ソフトウェアを、Appleの「iPhone」に対応させるべく準備を進めている。 Googleの計画に詳しい情報筋によると、同社は、Android Wearの次期バージョンで、Appleの「iOS」ソフトウェアとWi-Fiのサポートを追加する予定だという。このバージョンは今後数週間のうちにリリースされる可能性があるという。The Vergeが、Googleの計画を最初に報じた。 Googleはコメントを避けた。 この動きによって、Googleの潜在的な顧客層は急激に拡大することになる。iPhoneAndroid Wear搭載のスマートウォッチと連動可能になるためだ。Appleは、前四半期だけでも6650万台ものiPhoneを販売している。現時点では他の「Android」搭載スマートフォンとし

    次期「Android Wear」、「iPhone」に対応か
  • 3Dプリント新手法、層のないオブジェクトを液体から作成--従来に比べて25~100倍高速

    従来型の3Dプリントには、素材の層を積み重ねることで3Dオブジェクトを作り出す機械が使われている。しかし、この方法は時間がかかるうえに、層が重ねられたことを示す波状の筋が残ってしまう。では、映画「ターミネーター2」で液体金属のたまりからRobert Patrick演じる「T-1000」が出現したように、液体のたまりから3Dオブジェクトを作り出せるとしたらどうだろうか。 新興企業のCarbon3Dは米国時間3月16日、秘密裏に開発を進めていた3Dプリントの新手法を発表した。Carbon3Dの「Continuous Liquid Interface Production」(CLIP)技術は、紫外線と酸素に反応する感光性樹脂を利用する。この方法では、3Dオブジェクトが液体の中で作成され、装置によって液体から引き上げられると、表面が滑らかな完成品が魔法のように現れる。 制作物から層がなくなることは

    3Dプリント新手法、層のないオブジェクトを液体から作成--従来に比べて25~100倍高速