「あの口ぶりだと、正直、厳しいんじゃないかなぁ」 iPhoneの販売を扱う某国内キャリア(と言っても2社に限定されるが)のアップル交渉担当者に、「ドコモからiPhoneが発売されると思いますか?」と率直に質問をぶつけてみた。すると、返ってきた言葉が「厳しいんじゃないか」という一言だった。 ここ最近、海外からも「ドコモからiPhoneが発売される」という報道が流れてきている。しかし、その彼は「厳しい」と言う。なぜそう思うのか。 「あの口ぶり」とは、NTTドコモの加藤薫社長の発言だ。何度も記者からiPhone導入の可能性を聞かれるたびに、加藤社長は「iPhoneは魅力的な端末だ。総販売数の2~3割程度なら取り扱いを検討したい」と答える。この発言の背景には、日本メーカーを潰さないようにという加藤社長の配慮がある。 よく知られているように、アップルはキャリアに対して販売台数のノルマを課すと言われて