NHK放送の大河ドラマ「平清盛」が苦戦している。22日の放送回では関東地区で今期ワーストタイの11・3%(関西地区は12・0%)を記録。史実に忠実な演出を心がけてきた同番組だが、ここに来て方針転換を決定。6月から人気アイドルグループ「AKB48」を全員起用するなど、本腰で視聴率回復に乗り出す。 番組関係者が明らかにした。ドラマ「平清盛」は松山ケンイチさんや玉木宏さんなど実力派俳優を続々起用、また天皇家を「王家」と呼ぶなど、時代考証にも一石を投じる作品として話題になっていた。 だが、視聴率は第2回放送の17・8%を起点として低迷。22日放送の最新回では11・3%にまで落ち込んだ。同時間帯の他局番組の影響も強いが、時代考証にこだわるあまり、人物関係が複雑になっていることや、画面が地味で盛り上がりに欠けることも低視聴率の要因になっているようだ。 これを受け、製作サイドは現在収録中の6月放送分から