「迷子」になって神奈川県警相模原北署に保護されたセキセイインコが、自分の「住所」をしゃべり、2日、飼い主の高橋文江さん(64)=相模原市緑区=のもとに戻り、喜びの対面をした。 インコは雄2歳の「ピーコ」。先月29日朝に開いた鳥かごから逃げ出し、直後に市内のホテルで見つかって同署に届けられた。1日深夜に突然、「サガミハラシハシモト……」と住所を番地まで話し始めた。 ピーコは高橋さんが2年前の母の日、長男(39)から贈られた。別のインコが数年前に「家出」した経験から、住所などを教え込み、今は電話番号や孫4人の名前も話せる。教育が実った。【宗岡敬介】