「みんなの維新」と記された街頭宣伝車を使用して街角に立つ、みんなの党の立候補予定者(京都市で)=画像を一部修整しました 相次ぐ新党結成や立候補予定者の離党の動きが、衆院選での「対決の構図」の分かりにくさに拍車をかけている。 混乱を象徴するかのように、街には現在の所属政党とは異なる古いポスターがあふれ、連携を期待してか党名を“合体”させた宣伝カーまで登場。「多党乱立」の余波に、有権者は戸惑うばかりだ。 ◆どちらが本家?◆ 「これでは、よその党みたいだ……」。衆院解散後、民主党宮城県連の幹部がぼやくのは、党のポスターや看板に残ったキャッチフレーズのこと。今も<国民の生活が第一>のままだ。 小沢一郎氏が今年7月に結成した党名だが、先に使い始めたのは民主党で、2009年の衆院選などで掲げた。 仙台市青葉区の雑居ビルに掲げた屋外広告については、解散後、業者に依頼してキャッチフレーズをペンキで塗りつぶ