文書化支援コンサルタント、開米瑞浩の「説明書を書く悩み解決相談室」第18回です! 前回「プロには素人の疑問が分からないもの」は、プレゼン用のスライドでよく使われる項目列挙型の資料を作った場合によく見られる弱点として、以下3つを挙げました。 専門用語を説明不十分なまま使ってしまう 複数の項目(A、B、C……)同士の関連性が見えづらい 数値に関する相場感覚が分かりづらい 今回は2点目の「複数の項目(A、B、C……)同士の関連性が見えづらい」について書きます。 まずは簡単な例を挙げてみましょう。 (1)駅から出たら真っすぐ進んで (2)最初の信号で左に曲がり、 (3)花屋さんの角を右に曲がって (4)50メートルほどでSにつきます。 個条書きで書くとこうですが、この4か条の中に出てくる「駅」「信号」「花屋」「S社」の間にはこんな関連性があります。 この程度だったら、わざわざ地図で書かなくても個条
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