三重県鈴鹿市の市立小学校で、暴れた4年生の男子児童の脚を40代の男性教諭が蹴り、男児の父親が傷害容疑で鈴鹿署に被害届を出したことが19日、同市教育委員会などへの取材で分かった。教諭は「人を蹴ることの悪さを教えたかった。反省している」と話し、男児と父親に謝罪したという。市教委や学校は、あらためて謝罪した上で、今後の対応を検討する。 市教委などによると、今月11日昼、校内で暴れていた男児を担任の女性教諭らが取り押さえ、駆け付けた男性教諭が左脚を蹴った。その後、男児が「蹴ってこい」などと挑発して男性教諭を蹴ったため、教諭が男児の左足首を蹴り返した。男児は同日、10日間のけがと診断されたという。 学校側と市教委は13日、父親に経緯を説明、謝罪したが、納得しなかった父親が15日に被害届を提出、受理された。