経営悪化問題が表面化し、サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)を退会した、アルテ高崎は4日、当面の間活動を休止すると発表した。2012年シーズンの県社会人サッカーリーグに参加せず、下部組織を手放すため、関係者からは「事実上の解散」という声も上がっている。 アルテの運営会社「J・S」(堀越哲二代表)は、昨年12月から別組織への移管を目指していたが、候補先との交渉がまとまらず、今年1月13日にJFLの理事会で退会が認められた。 JFLの規定により、退会後は下部リーグである関東リーグに所属することができない。チームを存続させるために、更に下部の県リーグへの参戦が考えられ、アルテの対応に注目が集まっていた。 アルテや関係者によると、後藤義一監督らが2日、県サッカー協会を訪れ、昨年の天皇杯出場を決めた際に贈られた県サッカー協会長杯などを返還し、県リーグの参戦を見送る意向などを伝えた。しかし、アル