内定がほしい学生、使える学生を採用したい企業。どちらにとっても現在の就活システムは障害となっているようです 就活の主役が就活サイトになったことで、学生にとってはエントリーが簡単になり、企業に大量の応募が押し寄せるようになった。だが、それこそが企業の採用担当者を悩ませている。 『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』(ソフトバンク新書)の著者、沢田健太氏がこう語る。 「人事の苦労は間違いなく増えました。ヤマはエントリーシートを読むときと、1次面接のふたつです。エントリーシートについて、学生は『本当は読んでないんじゃないか』と思っているようですが、多くの企業では必死に読んでいます。ただ量が多いので、ちょっとでも粗(あら)があるとしっかり読み込んでくれなくなるということはあるでしょう。まだ人数が絞られてない1次面接は、とにかくさばかないといけないので、ホテルに缶詰め状態になることもあります。1週間