東京都杉並区のライブハウスで5月に開かれた「人体の一部を食べる」と称したイベントについて、食品衛生法などに抵触する可能性もあるとして、杉並保健所が調査を始めたことが分かった。 ライブハウスの運営会社によると、イベントは芸術家の男性が主催し、約70人の観客が参加。男性が事前に集めた20〜30代の男女5人に、ステージ上で調理した人体の一部を食べさせたという。 杉並区保健福祉部管理課によると、イベントが紹介されたネットを見た人や区民から5月18日に情報が寄せられ、ライブハウスの代表者らから事情を聴き事実を確認した。運営会社は主催者の男性から「医療機関で切除した人体の一部を調理するので法的に問題はない」と説明があったためステージを貸したという。 杉並区は「警察など関係機関と協議しながら断固たる対応を取りたい」とのコメントを発表した。【鈴木泰広】