<北朝鮮核実験>川崎市、補助金代わりに「横田さん著書」 朝鮮学校に現物支給へ 毎日新聞 2月20日(水)9時46分配信 川崎市の阿部孝夫市長は19日の定例記者会見で、市内の朝鮮学校2校に対する今年度分の補助金のうち未執行の計約300万円で、北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)の父滋さん(80)と母早紀江さん(77)=同市川崎区=の著書などを購入し、現物支給することを明らかにした。北朝鮮の核実験を受けての措置という。 市は今年度予算で、教材費などの名目で2校に対する補助金計840万円を計上していた。阿部市長は「抗議の意志を示し、朝鮮学校で勉強している人にも拉致被害者救済のキャンペーンに参加してほしい」と説明した。来年度の補助金は今年度と同じ840万円を計上すると表明し、「(補助金を予算計上しない神奈川県などのように)教育そのものへの支援をやめるのは極端だ」と述べた。 南武