日本を苦しめる中東の酷暑 - スポーツナビ
マスカット滞在２日目。この日は１１時から市内の高級ホテルにて、日本代表とオマーン代表の前日会見があった。タクシーを捕まえるべくホテルを出ると、晩秋とは思えない日差しの強さに、思わず顔をしかめる。気温はゆうに３０度を超えている感じだ。当地に来る前、すでに中東入りしている友人から「こっちは半そでで十分ですよ」と教えてもらっていたが、その情報はまったくもって正しかった。中東を「同じアジア」と思ってなめてかかると痛い目に遭う。それくらい、当地の暑さは尋常でなかった。 最初に会見に臨んだのは、日本のザッケローニ監督であった「チームに対しては信頼を置いている」と語りながらも、やはり暑さについて懸念するコメントが目立つ。 「わたしにとっては初めてのワールドカップ（Ｗ杯）予選であり、暑い時間帯での試合がどうなるか想定できない部分もある。とはいえ、気候が唯一の不安であることは間違いない」 「夜８時にキ
スポーツナビ | サッカー｜日本代表｜いつもと違う最終予選（１／２）
最終予選初戦のプレッシャーが懸念されたが、終わってみれば３−０の完勝。幸先のいいスタートを切った【Getty Images】 ワールドカップ（Ｗ杯）・アジア最終予選がスタートした。といっても、本大会まで丸２年。どうにもその実感が湧かないというのが正直なところである。前回の南アフリカ大会の最終予選初戦は、今大会より３カ月遅い０８年の９月６日。そして前々回のドイツ大会の最終予選初戦は、さらに５カ月遅い０５年の２月９日であった。ＦＩＦＡ（国際サッカー連盟）は、今後の国際Ａマッチデーを減らす方向で動いているので、アジア最終予選は今大会のフォーマットで固定化されるのかもしれない。 最終予選の初戦といえば、常に日本が苦戦を強いられるイメージがある。実際、前回大会のバーレーン戦（３−２）は、３点リードしてから終盤、一気に１点差まで迫られてヒヤリとさせられた。その前の北朝鮮戦（２−１）は、１−１のままア
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