世界的にヒットした洋画「スパイダーマン」シリーズ最新作のDVDレンタルを大手1社だけに認めるのは、これまでの業界の慣行に反するとして、全国のビデオレンタル業者14社が5日、販売元の「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」を相手取り、DVDのレンタル商売ができる権利があることの確認を求める仮処分を東京地裁に申し立てた。 業者側は、ソニー側が来月から順次発売を予定しているスパイダーマンなど4作品について、「TSUTAYA」を展開する会社とのみレンタルの許諾契約を結ぼうとしていると主張。最新作「アメイジング・スパイダーマン」は30億円超の国内興行収入を記録していることなどから、「売上高の減少など深刻な損害を受ける」と訴えている。