シャープペンシルや鉛筆が消しゴムで修正できるのに対し、ボールペンは訂正しない、または書き替えるべきでない場面で使う筆記具という使い分けの常識を打ち破ったのが、“消せるボールペン”の中でも昨年登場してヒット商品となったパイロットの「フリクションボール」だ。 しかし消えるボールペンはフリクションボールが元祖ではない。2002年発売の三菱鉛筆「ユニボール シグノ イレイサブル」(以下、シグノイレイサブル)、米Papermateの「ペーパーメイト リプレイマックス」(以下、リプレイマックス)といった異なる特徴を持ったペンも以前から存在する。 最後のリプレイマックスは国内メーカー製でないこともあり、若干店頭で見掛ける機会が少ないが、油性インクを用いているがゆえの利用場面の広さ(他は水性)と普通のボールペンと近い書き味で、オフィスでも大変使い勝手のいいペンだ。 同じように消えても、原理が異なる“消える
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