三菱自動車は22日、軽乗用車「パジェロミニ」の生産を今年6月でやめると発表した。 スポーツ用多目的車(SUV)「パジェロ」の軽自動車版として1994年に発売された。軽自動車ながら本格的な四輪駆動で悪路も走れる性能が人気を集め、95年に10万台が売れた。しかし、最近は年8000台程度と低迷していた。累計の販売台数は約48万台。 パジェロシリーズは一時、大型、小型、軽自動車の3車種あったが、小型車「パジェロイオ」は2007年に国内販売を終えた。大型パジェロの生産は続ける。 生産中止に伴い、日産自動車が、三菱自動車からパジェロミニの供給を受けて「キックス」という車名で売っている軽自動車も6月で販売をやめる。