1 世界や自分を征服するより多様な他者と調和していきることが難しいと知れ 他者にこびることなくまた自己を無理に押し通すことなく、思惑よりも、人々が全体として調和できる公の基本ルールを確認しつつ、現実の個別の事態に地味にあたっていくこと。 2 幸せの絶対的な基準をいったん捨ててみる なにが幸せかという基準に縛れていることは苦悩に縛られているにも等しい。そういったものをいったん捨ててみる。「愛」について考えながら、幸せを再定義してみる。 3 従順な羊でも野良猫でもなく人間であれ 歓びと悲しみをもち、笑い泣く。自分が人間であることの内省から他者への寛容と併存の可能性が生まれる。 4 他者の目も評価も内面とは関係がない 社会的な側面では他者の目も気にしなければならないし、おカネで評価される部分も考慮しなければならないが、自分の内面とは本質的に関係ない。貧しくても、安価にバッハの至上の音楽が聴ける文