宇佐市民図書館は市内の幼保園児〜高校生や教諭、保育士らに読書調査を初実施した。「本好き」の幼保園児は95%だが、高校生になると59%に激減。1カ月に読んだ本は子ども全体で月7・6冊ながら、高校生(1673人)は「0」が646人と39%おり、読書離れが顕著になった。 昨年9月、1万1116人にアンケート用紙を配って実施。回答は8543人(76・8%)だった。 家ではほとんど本を読まない人は子ども全体で1957人。理由として「他にやりたいことがある」が756人で、「身近に本がない」も275人とお寒い状態が浮き彫りに。同図書館を利用しないのは子ども、教諭とも約5割だった。 中野千代美図書館長は「学校と連携しながら子どもの読書意欲を高めたい」と話す。【大漉実知朗】