受験生「ただ待った」 東北大送付数確認怠る センター試験 英語のリスニング試験の終了時間が大幅に遅れ、疲れた表情で試験会場を出る受験生=14日午後8時30分ごろ、気仙沼市の気仙沼高 大学入試センター試験初日の14日、気仙沼高(宮城県気仙沼市)に英語のリスニング試験で使う200人分のICプレーヤーが届かず、試験開始が2時間も遅れたトラブルは、試験運営を担当した東北大が機器を送付し忘れたのが原因だった。試験開始の約1時間前になって判明し、仙台市内から急きょ機器を運び入れたが、試験終了は午後8時を過ぎた。202人の受験生は疲れ切った表情で家路に就いた。 英語のリスニング試験は午後5時10分の開始予定だった。東北大によると、ICプレーヤーが試験会場にないことが分かったのは、外国語の試験中だった午後4時ごろ。気仙沼高からの連絡を受け、東北大は大学職員の車やタクシーで200個を搬送したが、試験は2時