インドにあるチベット亡命政府は、中国内陸部の甘粛省で新たに20歳の女子学生が焼身自殺したと発表しました。 人権団体などでは、中国政府の弾圧への抗議行動とみられる焼身自殺を図ったチベット族がこの1年ほどで20人以上に上るとしています。 インドのダラムサラにあるチベット亡命政府が、5日、発表したところによりますと、中国内陸部、甘粛省の甘南チベット族自治州マチュ県で、3日、20歳の女子学生が焼身自殺しました。 女性学生は、町の市場でみずからの体に火をつけたということで、アメリカ政府系のラジオ局「ラジオ・フリー・アジア」は、現地からの情報として、炎に包まれた女子学生に向かって市場の漢族の商人らが石を投げていたと伝えています。 また在外チベット人の人権団体などによりますと、4日も四川省で、4人の子どもがいる32歳の母親が、警察の派出所の前で焼身自殺したということです。 チベット族が多く暮らす内陸部で