オンラインゲームのプログラムを不正に入手し、別のサーバー上で正規ゲームと同様のゲーム空間を作り出した上で多数のユーザーにプレーさせたとして、神奈川県警が近く、著作権法違反容疑でサーバーを管理していた大阪府八尾市に住む20代前半の男について、書類送検する方針を固めたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。 このゲーム空間が違法な“海賊版”と知りながらプレーしていた複数のユーザーについても同容疑で書類送検する方針で、ユーザーにまで同法を適用した摘発は全国初になるという。 捜査関係者によると、男はIT会社「エヌ・シー・ジャパン」(東京都)が運営する、多人数が同時に参加して2グループに分かれて戦う人気オンラインゲーム「タワーオブアイオン」のゲームプログラムを入手し、海賊版となるゲーム空間を作り出して多数のユーザーにプレーさせていた疑いが持たれている。 正規にゲームをプレーするには利用料が発生する