ジョブズ不在を乗り越えた過去最強のラインアップ――「iPad mini」「13インチMacBook Pro Retina」「薄型iMac」に見るアップルらしさ:米Appleイベントまとめ(1/4 ページ) 「後継者」の重責を、強い新製品発表で乗り超えた 最近、ミシュランで三ツ星を取る寿司の名店「すきやばし次郎」のドキュメンタリー映画「Jiro: Dreams fo Sushi」を観た。同店を作った小野二郎氏のような強烈な個性の跡を継ぐには「倍くらいの成果を出せてようやく肩を並べられる」という2代目の言葉が印象的だった。 「スティーブ・ジョブズ」という強烈な個性が去った後の今のアップルもまさにその状態で、何か新製品を発表しても「やはり、ジョブズがいなくなると~」、「ジョブズだったら、そんなことはしなかった」という批判の言葉をよく耳にする。そうした思いに捕らわれすぎている人には見えないかもしれ