奈良県庁ナンバー4の総務部長(42)が、インターネット交流サイト「フェイスブック」上で、氏名を公開の上「マスコミは怠慢」と批判したり、新聞の不買運動などを求める書き込みを繰り返していたことが14日、分かった。現在は大半が非公開にされ、部長も「感情が先走って筆がすべった」と訂正文を掲載。県庁は「不適切な行為」とする一方、「私人か公人か区別できず、ただちに法に抵触するともいえない…」と煮え切らない態度で、困惑するまま。日進月歩のメディアに、法などの規制が追いついていない現状が浮き彫りになった。 総務部長は、フェイスブックでプロフィルを「奈良県庁 総務部長」と“実名”登録。フェイスブックは書き込みをほかの人が閲覧できる範囲を細かく設定できるが、総務部長は、指摘を受けるまでほとんどの書き込みを、だれでも閲覧できる「公開」にしていた。 「奈良のマスコミは怠慢」「キター! 県民の皆さん」 書き込みは、